読書感想/超・箇条書き(著者:杉野幹人)

読書

“たかが”箇条書きこそ、最強のスキルである。

帯に掛かれたキャッチコピー。

2016年6月が初版のため、存在を知ってはいたものの今まで手が出なかった本。

改めて帯のコピーに惹かれてポチリ。

最強のスキル。欲しい。。

文章を書くにあたり、文章を読む側の立場を考えて、だらだらと長くせず短く要点を絞った文。その究極系が著者の提案する箇条書き。日常で文章を扱う機会の多いメールを想定した内容が充実しています。

メールは長く書きすぎると要点がぼやけてしまう、自身の言いたい事をつらつらと羅列してしまって、読む側にストレスを与えてしまいがち。その結果、読み飛ばされたり、意図が通じなかったり、双方(特に読む側)に余計な時間を取らせてしまうことになりかねません。

はい。わたしです。今まで私のメールに付き合ってくれてありがとう。

相手に届けられる情報量だけを考えれば、ベタ書きの方が箇条書きよりも優れています。しかしベタ書きは情報量が多すぎるあまり相手が処理しきれない、読み切ってくれない可能性があります。また、意味を理解するために読み手がベタ書き内容を頭の中で要約する作業が必要になります。箇条書きにすることで、相手側が行う情報処理を楽にし、送り手が伝えたいことを明確にするメリットがあります。

本書のタイトルが超・箇条書きと謳うだけあって、約200ページの本書自体も構成が明確・シンプルで分かり易く、スイスイ読み進められます。その中で、印象に残ったポイントを本書の章立てに倣って3つご紹介します。

1.構造化

構造化とは、相手が全体像を一瞬で理解できるようにすること。 内容がどんなに優れていても、全体像がよくわからないと読む気になってもらえず、相手には何も伝わらない。全体像が分かる構造化とは、レベル感を整え、似たものはまとめ、グルーピングすること。そして、最初に全体を宣言するガバニング。頭出しのまとめの事で、今ご紹介しているように「ポイントは3つ」と紹介する事がガバニングです。

2. 物語化

文章は相手が聞きたい、読みたいと思ってくれるような関心を引く内容でないといけない。そのためには、相手が置かれている状況、コンテキスト(文脈)を考えることを物語化と言います。

物語化のポイントは「フックをつくる」こと。相手の関心を踏まえ、相手がドキッとする仕掛けを意図的に箇条書きに埋め込むことです。

3. メッセージ化

メッセージ化とは、スタンスをとること。伝えたいことに対して自分の立ち位置を明確にすること。自分の意思表示を行う事が大切。逆に一般的なこと、当たり前のことを言ってはいけない。相手に動いてもらいためには、スタンスをとって箇条書きをメッセージ化する。最大の敵は無難な道を選ぼうとする自分だ!

構造化する事で、相手に読みやすく、すぐに理解できるようにし、物語化で惹きつける文章にし、メッセージ化で自分の思いを明確に伝える。

その結果相手に動いてもらう・もらえる文章(箇条書き)になる。

箇条書き。奥深い。

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